この記事でわかること
私たちは、PMO支援やDXコンサルティングを通じてDXの着実な遂行を支援するために様々な業務を行っています。
新型コロナウイルスの影響でDXやリモートワークが加速する中、複数のプロジェクトを抱えていたり、メンバーと物理的に離れた環境で管理を行わなければいけない状況が増えた方も多いのではないかと思います。
そんな時に活躍するプロジェクト管理ツール「Clarizen」を私たちの活用方法と共にご紹介します。
目次
1.Clarizenとは? ~主要機能のご紹介~
2.Clarizenでできること ~こんな時にClarizenがおすすめです!~
3.Clarizenを用いたプロジェクト管理 ~デリバリーコンサルティングの活用方法~
4.まとめ
1.Clarizenとは?
~主要機能のご紹介~
Clarizenは米国クラリゼン社が提供しているプロジェクト管理ツールで、スケジュール管理はもちろん、課題管理、リソース管理、コスト管理といったプロジェクト管理に必要な機能をオールインワンで提供しています。
SaaS型サービス(WEB上で動作するサービス)のため、インターネット環境があれば、場所を問わず利用することができます。
また、これらの管理情報を複数プロジェクトで横断して参照、管理することができることもClarizenの大きな特徴の一つです。
(Clarizen社URL:https://www.clarizen.com/jp/)
【主な機能】
- 進捗管理
- 課題・ToDo・リスク管理
- プロジェクト横断管理
- レポーティング機能
- リソース管理
- タイムシート
- 工数管理
- コスト管理
- ソーシャル
2.Clarizenでできること
~こんな時にClarizenがおすすめです!~
・複数のプロジェクトを横断的に管理したい。
→複数プロジェクトを横並びで管理し・見える化することができます。
・プロジェクト運用を簡易化したい。
→WEB上で動作するサービスのため、離れた場所にいるメンバーとの共有がスムーズにできます。
→レポート作成を利用すれば、顧客への報告書の作成が不要になります。
→プロジェクト管理の構成要素を網羅しているため、管理情報を一元管理するできます。
また、様々な形態のプロジェクトに適用することができるため、
あらゆるプロジェクトをClarizen1本で管理することができます。
・プロジェクトに合わせた管理ができるツールが欲しい。
→カスタマイズ性が高く、プロジェクトに合った管理を行うことができます。

3.Clarizenを用いたプロジェクト管理方法
~デリバリーコンサルティングの活用方法~
ここからは私たちが運用した経験を踏まえて活用場面を紹介します。
今回は私たちが進捗管理を行う際に利用している機能について、お話したいと思います。
私たちは、日々の業務でプロジェクトを管理する際、管理指標が定量的であることが必要だと考えています。
プロジェクト計画を立てる際、まずプロジェクト毎にアーキテクチャ(アプリ、ミドルウェア、インフラ…etc)を理解し、アーキテクチャベースの管理指標を定義することで、タスクの漏れをなくします。
その上で完了本数、完了ページ数などの定量的な指標で進捗状況を把握しています。
その際に下記のような視点から、Clarizenを活用しています。
・何階層でも制限なく、タスクの階層を作成することができる。
→本当に管理したい粒度で揃えることができる。
・フィルタ機能が使いやすい。
→タスクの数や階層の深さを気にしないで済む。
・集計機能が使いやすい。
→必要に応じて粒度を揃えた情報に集計できる。
・WBSのインポート機能がある。
→大量・複雑な階層のタスク構成でも比簡単にWBSの登録をすることができる。
また、Clarizenの大きな特徴である、「プロジェクトの横並び管理」を利用し、上位者がこれらの管理項目を俯瞰的に確認し、問題の発生をいち早く検知しています。
4.まとめ
Clarizenには豊富な機能があるため、情報の一元管理ができ、プロジェクトに合わせてカスタマイズできる汎用性もあります。
私たちは、これらの特長を活かして定量的なプロジェクト管理を実現し、見通しのいいプロジェクト進行を効率的に実施しています。
今回は個別プロジェクトの進捗管理を中心に私たちの活用方法をご紹介しました。
Clarizenにはほかにも、
・課題管理
・リソース管理
・レポート出力
…etc
といった、様々な機能があります。
これらの機能やプロジェクトの横並び管理についても、今後このブログを通じてご紹介していければと思います。