プロジェクトマネジャーになりたい方必見!

エンジニア、または将来エンジニアになろうとしている方の中にはプロジェクトマネジャー(以下PM)としてぐいぐいプロジェクトを引っ張っていきたいと思っている方も多いと思います。

とは言っても、PMって実際どの様な仕事をしているのか、どうやったらなれるのか漠然としていてよく分からなかったりしますよね。
資格を取ったらなれるのか、どんなキャリアを積めばいいのか。etc….

迷った時は先人に聞くのが早い!ということで、業界歴10年で現在はPMとして活躍されているWさんにインタビューしました。

この記事を読めばあなたもPMになれるかも!?


目次

  • 今までのキャリアパス
  • PMの仕事内容
  • PMになったきっかけ
  • PMになるために
  • 若手へのアドバイス

「プロジェクト期間を通して全体の流れを管理しています」

私:今までのキャリアパスを教えてください。

W:最初の5年間は別の会社でコールセンターのシステムを作るプロジェクトに携わっていました。プログラマーから始まってプロジェクトリーダー(以下PL)まで担当しました。その後、スーパーマーケットのPOSレジのシステムを担当する部署に異動になり、PMを1年間担当しました。
デリバリーコンサルティングに転職後は社内のプロジェクト、お客様先でそれぞれ1年間、現場の責任者をやりました。さらに1年、また別の案件のPMOとしてPMのサポートをしていた感じですね。現在は自動車会社様向けのシステム開発のPMをやっています。

私:PMの仕事はどのような内容になりますか?

W:プロジェクトをまとめることがミッションです。プロジェクト開始時から要件定義、設計、開発、それ以降のテストなどの全体の進捗管理ですね。開発やテストで課題がある場合は、その報告を聞いて解決策や調査方法などをメンバーと一緒に考える必要があります。上流、下流工程という区切りではなく、プロジェクト期間を通して、作業が予定通り進んでいるか管理する仕事です。設計書やテスト仕様書をチェックして、実行に問題がないか、効果が上がるかなどを確認します。

私:お客様と話すことも多いですか?

W:ミーティングは多いです。例えば、プロジェクトを開始する時には、どういう風にプロジェクトを進めていくかの計画をご説明し、お客様とすり合わせながらスコープやスケジュールなどの確認をします。あとは仕様検討や、定期的な進捗報告とかですね。

「チームで動くこと、リーダーになって引っ張っていくことが好きだった」

私:PMになりたいと思ったきっかけはありますか?

W:元々チームで動くこと、みんなのリーダーになって引っ張っていくことが好きでした。システム開発でいえば、PLとかPMです。この仕事を始めるときには、PMで行きたい、という志向がありました。

私:もっと開発をやっていきたいという気持ちはありませんでしたか?

W:開発も仕事としては楽しかったのですが、お客様とコミュニケションを取る機会が少なく、黙々と作業する部分が多く、やはりPMが向いているし、やりたいなと。

私:なるほど。では、PMやPLになるために、どんなことを考え、どんな自己研鑽をしたのですか?

W:PMにはプロジェクトマネジメントの知識が必要だと思っています。そのために業務はもちろんですが、会社の教育プログラムを使って、外部講師からプロジェクトマネジメント系の研修を受けたり、プロジェクトマネジメントの資格取得に向けて勉強をしたりしていました。

「今の仕事に果敢に挑戦し、振り返りをすることがPMへと繋がっていく」

私:PMとしての今後の目標はありますか?

W:今は案件が決まった後に、PMとしてプロジェクトを推進していますが、今後は自ら提案し仕事を取っていきたいと思います。

私:ご自身の若手時代の経験で今に繋がっていることや活かされていることがあれば、それを踏まえて、若手にアドバイスをお願いします!

W:プロジェクトでやったことの「振り返り」を必ずしてほしいですね。最初は分からないことだらけで、試行錯誤しながらやっていくと思います。その時の経験がすごく重要なんですよね。前回の行動を踏まえて、次はこういう風にしたい、こう動いた方がいい、などは、経験しないと分からないことなので。

私:たしかに、この仕事は経験しないと分からないこと沢山ありますね。

W:良かったところも良くなかったところも踏まえて次のプロジェクトに進む。そうすることで理解が深まります。自分の作業にどういう意味があり、何のためにしているのか、分かっていくと思います。なので、まずは与えられた仕事に果敢に挑戦し、終わった後に振り返りをしてほしいです。その経験がPMへとつながっていくと思います。


まとめ

PMの仕事内容はイメージ出来たでしょうか?プロジェクトのリーダーとして全体を管理し、チームを引っ張っていく。責任も大きいですが、その分やりがいも大きそうです。
PMになるには、資格勉強や研修はもちろんのこと、目の前にある仕事に向き合い、振り返りをするといった基本的なことが重要みたいですね。
まだまだ沢山の職種があるので、このブログで紹介出来たらと思います。