
SalesforceにデータをImportもしくは、Exportする場合は、「データローダ」というSalesforce社が提供しているツールを用いるのが一般的です。
では、Marketing CloudにデータをImportもしくは、Exportする場合はどのようにすればよいのでしょうか・・?
今回は、Marketing CloudにデータをImportもしくは、Exportするルートについてご説明します。
目次
- 結論:FTPサイトを経由して実施する
- 準備①:FTPアカウントを作成する
- 準備②:サードパーティ製のツールの準備
- まとめ
1.結論:FTPサイトを経由して実施する
Marketing Cloudには、「データローダ」に該当するツールは存在せず、代わりに、Marketing Cloudに作成されるFTPサイトを経由してデータのやり取りを実施することができます。
以下、FTPサイトを使用するための手順を確認していきましょう。
2.準備①:FTPアカウントを作成する
FTPサイトを使用するために、FTPアカウントの作成が必要です。
FTPアカウントの作成は、Salesforce社のヘルプを確認しながら実施すれば非常に簡単に行うことができます。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.mc_overview_add_ftp_accounts.htm&type=5
FTPアカウントの作成後、特に案内はありませんが、Marketing Cloud は組織の SFTP サーバーにフォルダーを作成しますので、作成したFTPアカウントのIDとパスワードを使用してアクセスすることができるようになります。
3.準備②:サードパーティ製のツールの準備
作成されたFTPサイトへのアクセスは、サードパーティ製のツールを使用します。
私が以前参画したプロジェクトでは、「WinSCP」というツールを使用してアクセスしていました。OSがWindowsの場合には、よく利用されているツールのようです。
ツール選定の際の注意点として、SFTPに準拠している必要があります。
以下ヘルプに記載のある通り、Marketing CloudではFTP経由の接続のサポートを廃止しています。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000352427&type=1
試しに、有名な「FFFTP」というSFTPに非準拠のツールを使用してMarketing CloudのFTPサイトにアクセスしてみましたが、アクセスできませんでした。
SFTPに準拠しているツールを選んでください。
4.まとめ
Marketing CloudにデータをImportもしくはExportするルートとしてのFTPサイトと、FTPサイトにアクセスするためのツールについてのご紹介をしました。
Marketing Cloudに関する情報は、インターネットを検索しても該当するものが出てこない事が多く、Salesforce社のヘルプの拡充が期待されるところです。
弊社としても、少しでも多く有用な情報を提供できればと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。